こんにちは、くりはら けんです。
毎年6月になると、職場でこんな声が聞こえてきます。
「あれ?給料が減ってない…?」
「え、住民税こんなに引かれるの…?」
そうです。
6月は住民税決定通知書が届く月。
給与明細と一緒にひっそり入っていることが多いのに、多くの人が読まずにそのままにしています。
でも、これを読み飛ばすと数万円単位で損をしている可能性があります。
FP(ファイナンシャル・プランナー)資格を持つ私としては、
「ふるさと納税をしたのに住民税が減っていない」
「iDeCoの控除が反映されていない」
というケースに出会って欲しくはありません。
この記事では、住民税決定通知書の読み方と、必ず確認すべき3つのポイントをわかりやすく解説します。
住民税決定通知書とは?まず基本を押さえよう
住民税決定通知書とは、今年1年間に支払う住民税の金額を知らせる通知書です。

(私くりはらがもらった通知書はこれです。)
住民税は、前年の所得をもとに住民税が計算され、今年の6月〜来年5月の12ヶ月間で分割して給与から天引きされます。
2026年であれば…
- 2025年の所得 → 2026年6月〜2027年5月の住民税が決まる。
この金額がどのくらいかを通知するものが、住民税決定通知書です。
いつ届く?
会社員・公務員(教員含む)の場合、5月下旬〜6月初旬に職場に届き、6月の給与明細と一緒に配布されることがほとんどです。
私自身、毎年6月の給与日に確認するのが習慣になっています。
教員は給与が安定している分、こういった通知書をしっかり確認することが家計管理の第一歩だと思っています。
通知書の構成(読み方のポイント)
| 欄 | 内容 |
|---|---|
| 所得金額 | 給与収入から給与所得控除を引いた金額 |
| 所得控除額 | 社会保険料・iDeCo・生命保険料・ふるさと納税など |
| 課税標準額 | 所得金額 − 所得控除額。ここに税率(原則10%)をかけて税額が決まる |
| 税額 | 実際に支払う住民税の金額 |
| 摘要欄 | ふるさと納税(ワンストップ)の控除額が記載される |
確認すべき3つのポイント
① ふるさと納税が反映されているか
ふるさと納税をした人は、まず通知書左下の「摘要」欄を確認しましょう。
上の画像の赤枠内です。
◯ワンストップ特例制度を使った場合
摘要欄に以下のような記載があれば正しく反映されています。
【寄附金税控除額】(市町村)○○円 (道府県)◯◯円
この金額の合計が「ふるさと納税の寄付総額 − 2,000円」と一致していればOKです。
◯確定申告をした場合
寄付金税控除額の合計が「所得税の還付金額 + 住民税の控除金額 = 寄付総額 − 2,000円」となっているか確認しましょう。
もし摘要欄に何も書かれていない場合、ワンストップ申請書の提出漏れや期限切れの可能性があります。
なおワンストップ特例を申請済みの場合でも、その後に確定申告を行うとワンストップ特例は自動的に無効になります。
確定申告をする場合は、ふるさと納税の控除も忘れずに記載しましょう。
では、ふるさと納税が反映されていない場合はどうするか。
確定申告を行いましょう。
控除の申告漏れは、確定申告(更正の請求)により5年以内であれば遡って修正することができます。
慌てずに申請を行いましょう。
② iDeCoの控除が反映されているか
iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛け金は全額が所得控除の対象です。
住民税にもしっかり反映されているか確認が必要です。
確認場所は「所得控除額」の内訳にある「小規模企業共済等掛金控除」欄。
ここにiDeCoの年間掛け金総額が記載されているはずです。
たとえば公立学校の教員の場合、2024年12月以降の上限は月2万円です。
この場合は年間24万円が控除されているはずです。
もし金額がゼロや少ない場合は、年末調整での申告漏れが考えられます。
その場合は確定申告で修正が可能です。
③ 昨年と比べて税額に大きな変化がないか
昨年の通知書と今年の通知書を並べて、税額が大きく変わっていないかを確認しましょう。
大きく上がっていた場合に考えられる原因:
- 昇給や残業代の増加で前年の所得が上がった
- 育休明けで前年の所得が通常に戻った
- ふるさと納税・iDeCoの控除が反映されていない
- 副収入が発生し、申告が必要だったのにしていない
逆に大きく下がっていた場合も、産休・育休取得や所得の変化が原因のことが多いです。
どちらにせよ、「なぜこの金額なのか」を把握しておくことが大事です。
教員・公務員が特に注意したいこと
私のような教員・公務員は、民間企業と比べて給与の変動が少ない分、住民税の変化も小さいことが多い。
だからこそ「毎年同じだろう」と油断しがちです。
でも、こんなケースで損をしていることがあります。
- ふるさと納税をしたのにワンストップ申請を忘れていた
- iDeCoを始めたばかりで年末調整の書き方がわからずに控除漏れ
- 異動(転勤)があった場合は自治体をまたいだため、控除情報の引き継ぎがうまくいかなかった
- 産休・育休取得で、休み明けに住民税が増加した
通知書は「見てもわからないから」と避けがちですが、慣れれば5分あれば確認できます。
毎年6月の習慣にしてしまいましょう。
まとめ:6月の通知書は「家計の健康診断書」
住民税決定通知書で確認すべき3つのポイントをまとめます。
- ふるさと納税が反映されているか(摘要欄を確認)
- iDeCoの控除が正しく入っているか(小規模企業共済等掛金控除欄)
- 昨年と比べて税額に不自然な変化がないか
これらをチェックするだけで、知らず知らずのうちに払いすぎていた税金を取り戻せる可能性があります。
6月の給与明細と一緒に通知書が届いたら、ぜひ5分だけ時間をとって確認してみてください。
家計を守るための小さな習慣が、長い目で見ると大きな差を生みます。
もし「自分の通知書の読み方がわからない」という方は、お気軽にXのDMやブログのコメントでご質問ください。
それでは、また次の記事で。
くりはら けんでした!



コメント